日付・時刻関数と表示形式 |
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画面の右下を見ると、現在時刻が表示されています。この時刻をダブルクリックするとカレンダーと時計が表示されます。
これは、システムが保持している日付・時刻です。このカレンダー・時計を利用すると一々その日付を入力しなくてもハードウェアが自動的に日付・時間を入力してくれます。
また、日付・時間の計算は10進法ではないので複雑になりがちですが、日付・時刻関数を使うと簡単に処理できます。
コンピュータ自身が持っている情報は人間には解りにくいので、人間が理解しやすいように表示形式を変更するとよいでしょう。 |
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TODAY関数 |
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常に作成した今日の日付を表示させたいとき、文字列として入力するのではなく、今日の日付を表示するTODAY関数を入力しておくと、ファイルを開くたびに日付が更新されます。 |
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今日の日付を入力してみましょう。 |
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と半角(大文字・小文字どちらでも可)で |
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入力して[ENTER]しましょう。 |
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「8と9」の上にある始め括弧と閉じ括弧 |
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【】は入力しません。 |
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→ |
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今日の日付が表示されましたか? |
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NOW関数 |
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現在の時刻を表示するための関数です。 |
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今の日付・時刻を入力してみましょう。 |
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【 =NOW()】 |
と半角で入力して[ENTER]しましょう。 |
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→ |
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現在の日付・時刻が表示されましたか? |
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DATEDIF関数 |
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開始日と終了日を指定し、その期間内の日数、月数、年数を数えます。 |
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例えば、生年月日と今日の日付をもとに、年齢が計算されるように数式を入力しておくと、毎年年齢を更新しなおす必要なく、常に正しいデータを表示することができます。 |
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書式 |
【=DATEDIF(開始日,終了日,単位)】 |
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単位について |
Y |
期間内の年数 |
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単位はダブルコーテーションで |
M |
期間内の月数 |
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くくります。 |
D |
期間内の日数 |
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例 【”Y”】 |
MD |
1ヶ月未満の日数 |
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何れも半角です。 |
YM |
1年未満の月数 |
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YD |
1年未満の日数 |
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練 習 |
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あなたが今日まで何年・何日生きてきたか確かめてみましょう。 |
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例 |
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表示させる単位を入力します。 |
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誕生日を入力します。 |
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ダブルコーテーションで囲みます。 |
具体的な日でも可 |
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その時はダブルコーテーションで囲む |
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年齢の表示 |
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上の例に倣って下に入力しましょう。 |
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→ |
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← |
年齢が表示されました。 |
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誕生日から今日までの日数 |
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例 |
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表示させる単位を入力します。 |
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誕生日を入力します。 |
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ダブルコーテーションで囲みます。 |
具体的な日でも可 |
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その時はダブルコーテーションで囲む |
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上の例に倣って下に入力しましょう。 |
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→ |
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← |
生まれてから今日までの日数です。 |
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「昭和」と「平成」年号を西暦に換算するには |
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「昭和」の場合は、下二桁に「25」を足します。 |
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「昭和50年」なら、50+25=75 1975年になります。 |
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「平成」の場合は、下二桁に「88」を足します。 |
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「平成10年」なら、10+88=98 1998年になります。 |
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日付と時刻に関する考え方 |
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日付/時刻は10進法ではないので単純には計算できません。
60秒で1分になり、60分で1時間になり、24時間で1日になり、28日・29日・30日・31日で1ヶ月になり、12ヶ月で1年になるのはご存じのとおりです。
それでExcelでは、シリアル値と言う数値に置き換えて日付/時刻の計算をしています。(他の表計算ソフトでも考え方は一緒です) |
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シリアル値とは |
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日付と時刻を整数部と小数部に分けて数値で表したものです。
日付と時刻は表示形式に関係なく、シリアル値という数値で扱われます。
具体的には1900年の1月1日を【1】として1日増える毎に【1】ずつ数値が増えます。そして1日で【1】ですので、1時間はその【1】を『24』で割った数値となり、1分はさらにその『60』で割った数値となる小数部で表されます。
先ほどの[TODAY]関数で現れた日付をシリアル値で表すと、1900年の1月1日から数えて何日目かと言うことになります。
シリアル値で表すには、表示形式で「標準」を選択します。次の表示形式のテキストを読んだら試してみましょう。
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表示形式の設定【T】 |
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間違った日数計算のセル[C97]にカーソルをおいて[ホームタブ]セルグループ【書式】→ |
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【表示形式】タブをクリックしましょう。(右クリックから「セルの書式設定」でも可) |
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標準 |
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日付 |
表示されている形式 |
西暦 和暦表示でのメニューの違い |
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これができたら、[C81]の年齢も正しく表示させましょう。 |
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TODAY関数が入力されています。表示形式をいろいろ変えてみましょう。 |
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2010/8/2 |
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2010/8/2 |
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2010/8/2 |
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2010/8/2 |
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2010/8/2 |
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ファイルを作成した日付になっていますが、練習問題は本日の日付になります。 |
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NOW関数が入力されています。表示形式をいろいろ変えてみましょう。 |
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2010/8/2
18:58 |
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2010/8/2
18:58 |
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2010/8/2
18:58 |
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2010/8/2
18:58 |
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2010/8/2
18:58 |
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NOW関数(現在の時刻)には、日付情報も含まれていますので、表示形式の変更で時刻のみ、日付・時刻の両方などを表示することができます。 |
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表示形式は入力する形式によっても設定できます。 |
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【2012/10/05】と入力すると日付として設定されます。 |
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← |
このセル整数を入力して |
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内容を確認して下さい。 |
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【15:15】と入力すると時刻として設定されます。 |
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← |
このセル1以下の小数を入力して |
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内容を確認して下さい。 |
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【35%】入力するとパーセントとして設定されます。 |
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← |
このセルに数値を入力して |
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内容を確認して下さい。 |
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【\1,000,000】と入力すると金額として設定されます。 |
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← |
このセルに数値を入力して |
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内容を確認して下さい。 |
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一度表示形式が設定されると、次に表示形式が設定されるまで、その形式が残ります。上の各セルに単位を付けないで適当な数字を入力してみましょう。
例えば「10000」を。 |
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表示形式の既定値 |
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【セルの表示形式】は12種類用意されていますが、初期状態では【標準】に設定されています。
【標準】では、通常は入力した内容のまま表示します。 |
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← 【10.35】と入力して下さい。 |
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← 【10.00】と入力して下さい。 |
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小数点以下の数字のない桁は省略されます。 |
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← 【0.50】と入力して下さい。 |
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こんな時には |
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ここに、「2012年6月」と全角で入力して下さい。 |
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↓ |
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思った通りに入力できませんでしたね。 |
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これは「エクセル」が勝手に日付が入力されたものと、とらえたからです。 |
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表示できる場合もあります。それは「ユーザー定義」(初級で学びます)でその表示形式が登録されている場合です。数式バーを見ると日付の設定になっていることが確認できます。全角で入力しても半角になってしまっています。 |
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このような場合には、そのセルに対して、あらかじめ文字列であることを宣言する必要があります。
文字列であることをエクセルに指示するには
1.そのセルに対して、書式設定で「文字列」を設定する。
2.入力するときに「アポストロフィ」を付けて入力する。
「アポストロフィ」とはShift+「7」で入力される記号です。 |
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エラーチェックオプション |
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1. |
←左のセルをクリックしてみましょう。 |
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セルの左上に小さく色がついています。 |
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左図のようなボタンが出てきました。 |
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このボタンは、エラーをチェックするためのものです。 |
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入門02で説明をしたスマートタグのひとつです。 |
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このエラーが出た原因は、数値がアポストロフィで始まっているため「文字列」として認識されているが間違いではないかというような意味ですが、数字を全角で表示するためにアポストロフィを入力してありますので間違いではありません。
今度はボタンをクリックをして「エラーを無視する」を選びましょう。 |
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このエラーチェックオプションボタンは印刷されません。 |
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また、「エラーを無視する」をクリックしなくても印刷等には |
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支障ありません。 |
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